麻名尾根古道を歩く

吉野川の堤防から毎日のように眺めている四国山脈の稜線。

 夏眺めれば「あそこは涼しいのだろうな」と思い、冬には稜線だけに雪が残り白く輝いている。「いつかあの稜線に立ってみたい…」何度もそう思っていました。

そしたらなんと、あの稜線沿いに道があることがわかりました。

国土地理院発行の地図には、あの空海の道と交差するように、東西に歩道があることになっています。梨の木峠から鴨島町樋山地〜川島町の掘割峠〜山川町種野峠までの約20キロほどの(ホントおおよそです)の里道です

 

しかし地図に載っているとはいえ、山の中の道ですから誰も歩かなくなれば、草木が生い茂り、道の“痕跡”すらなくなります。過去にあったとしても、今はとても歩けないと思っていたのですが、なんと! ここを歩いて案内標識をつけた「山の会」もあれば、あろうことかマウンテンバイクで踏破した記録がネット上に残っていたのです。

 そして昨年、鴨島の「鴨研究塾」が今は廃村となっている鴨島町樋山地の上にある“樋山地石鎚山”頂上(545m)を整地して、天気がいい日には淡路島まで展望できるようにしてくれました。さらに今年は、川島町の「久保田ハイキングクラブ」が麻名尾根古道から川島町の「水神の滝」や上桜公園に降りる道を整備し、11月27日にはその“お披露目”のような「健康ウォーク」を開催し約80人がコースを初歩きしました。私も一緒に歩きたかったのですが、この日は別の大事な予定が入っていたので、その前日に鴨島から遍路道に入り、長戸庵から掘割峠に至る分岐点を通過し、樋山地石鎚山〜川島町の掘割峠まで歩きました。今まで下から眺めるだけだった稜線です。胸ワクワクです。

 「麻名尾根古道」ですがいい名前がついているのですが、これは実はある山歩きの達人がつけたもので、ここを「山の会」で歩いてコースを整備した際に「名前をつけないと案内標識もつけられん」ってことで「麻名尾根古道」ということにしたそうです。しかしこの命名は理にかなっています。“麻植と名西をつなぐ古くからある尾根道”ですから何ら間違っていません。

国土地理院の地図に赤線でなぞっているところが「麻名尾根古道」です。

一部空海の道と重なっています。

種野峠まで載っている地図はまた後日にUPします。
pdfファイルで地図を見たい方はこちらasanakodou-map.pdf へのリンク

空海の道から

 何せ初めてで、しかも地図を頼りに一人でいくので、進入路の分かりにくい梨の木峠からではなく、とりあえず藤井寺から焼山寺に至る遍路道から麻名尾根古道に入ることにしました。
 空海の道から麻名尾根古道への分岐点は長戸庵から約15分ほど歩いたところにあります。
ここです。




ここまでは空海の道と麻名尾根古道が重なっていて、ここから右に行けば麻名尾根古道を掘割峠(川島)に向かいます。
 何年前か分かりませんが「徳島山と友の会」が案内標識を掛けてくれています。ここから先にもあります。

 掘割峠ってどのへん? って思われている方、分かりやすく言いますと、国道一九二号線から川島高校をへて美郷に向かう道のてっぺんが掘割峠です。景色がいいので展望できるように切り開いていますし、山の中なのにここには缶ジュースの自動販売機があります。

 さておき、空海の道から掘割峠に向かう分岐点付近の地図を鴨島の「鴨研究塾」がきれいに作ってくれています。
これです↓


 

どちらもPDFファイルにしています。
表面はこちら   地図はこちら

この地図にあるように、分岐を樋山地石鎚山方面に行けば掘割峠に行けます。

こんな道です。いい道ですよね。


この辺を精通している鴨島の方のお話しだと、昔はここを荷車が通っていたとか? 確かに薪を載せた荷車を引く光景が頭に浮かびます。

 この道を道なりに進むと、分岐がありますが、樋山地石鎚山方面に向かいます。
 すると、約30分くらいで樋山地石鎚山につきます。
 こんなふうに切り開かれていて↓

ここから見る景色は↓

こんな景色です。紀伊水道から淡路島まで見えます。
この写真では分かりにくいのですが、淡路島のビルまで見えるんです。

川島町上桜公園から

 麻名尾根古道には川島町上桜公園や水神の滝からも上がれます。地元の久保田ハイキングクラブが整備してくれました。
 私も上桜から登りましたので紹介します。
 上桜公園から登ったのはトイレ付きの休憩所があるところです。

 ここに車を止めて、

 直ぐ横にある階段から上ります。

 この日は紅葉がキレイでした。

 いったん県道にでて東に進みます。

 こんな案内板を設置してくれています

 県道からまた山道に入ります。

 上の写真の案内板です。

 こんな感じの道です。

 1時間ぐらいで麻名尾根古道にでます。

 ときおり美郷方面のこんな景色が見えます。

 しばらくこんな道を歩きます。

 上桜から1時間10分ぐらいで樋山地石鎚山に着きます。

 ちょっと荒っぽい紹介で申し訳ありませんが、とにかく行けばしっかりと案内板があるので迷うことはありません。
 たぶんネットにこの道がアップされるのはこれが初めてかもしれません。
 これを見て、気軽な山歩きコースとして利用されれば、山道が自然とよくなってきます。
 ぜひ一度歩いてみてください。

 そうそう、写真に写っている女性ハイカーですが、モデルさんを雇いました。ほんまに・・・

 このコースをもっと詳しく説明してくれているサイトがありました。
「倶楽部まーくつう」というHPです。登山愛好者には人気のサイトです。
樋山地石鎚山から六部の墓 周回 
2012. 1. 6
ぜひご覧下さい。