選挙結果についてご意見申し上げます。

 

 赤旗日刊紙に掲載された、

 参議院選挙の結果について

2010年7月12日  日本共産党中央委員会常任幹部会

 を読みました。

 政治論戦、組織活動などあらゆる面で、どこにただすべき問題点があるか、前進のために何が必要かについて内外の方々のご意見・ご批判に真摯に耳を傾け、掘り下げた自己検討をおこなう決意です。

 とのこと、結構なことと思います。

 ただし、この文章全体を読む限り、到底、前進のために何かをつかむことなどできない。と考えますのでご意見させていただきます。

  私は、党の政治論戦や政策には間違いなかったと考えます。

 「共産党はいいことを言っている」と言う声が、ずっと以前からあることを私は認識しています。そして、そのいいことを言っているのは他ならぬ、日本共産党の代表としてテレビに出ていられる国会議員団の皆さんです。党幹部団でもあります。

 「いいことを言っている共産党」という評価が国民の中にはある。この認識に異論を挟む方はあまりいません。ところが、一票は投じて貰えない。それは何故か?

その観点で考えるべきと思います。

 そして、その答えを見出さないまま、

 どんな条件のもとでも選挙で前進・勝利できる、質量ともに強大な党づくりに、新たな決意でとりくみます。

 と、各地域組織にハッパをかけても、強大な党どころか、逆に党勢力を衰滅に導くことになると思っています。

 

 少しでもいいから考えてください。

約二十年間、党の勢力は後退の一途をたどっているはずです。党員の年齢構成分布は団塊の世代に厚く、それより若い世代は急速に薄くなり、もはや組織を維持できないほど高齢化が進んでいます。

 しかし、こうなることに危機感をもち、全党を上げて、質量ともに強大な党づくり に取り組んだはずです。それこそ何度も何度も、何十年もかけて方針がでるたびに党員は“確信”をつかみ、それでもできなければ“目から鱗”を落として取り組みました。

 ところが、一定の成果どころか、党組織の後退は止まらず、党員の高齢化は年を追うごとに進み、今や赤旗配達を担う党員は息も絶え絶えの状態なのです。

 党組織の後退すなわち、若い層の新入党者がないことです。このことを自覚しているのでしょうか。あっちこっちに点々と若い方がいたとしても、各地方組織を引き継ぐだけの、若い層の党員がいません。それこそ壊滅的なほどいないのです。若者がいない組織に未来などあり得ません。

あなたがた党幹部団は、高齢者ばかりの党組織に「新しい日本の展望」を語り、「確信をつかめ」と言っているのです。

 いったい何故、党に若い層が入いらないのでしょうか? それは「取り組み」が弱かったからでしょうか? そして、またもや高齢の党員に「確信」を押し付ければ「解決」する問題なのでしょうか? 

 私は、若い層を党に結集できないことと、「共産党はいいことを言っている」との評価があっても、得票に結びつけられないことが、同じ原因だと思えてなりません。

 国民は、自民党に見切りをつけ、民主党政権を誕生させたものの、これにも失望。それじゃあどこに行くのかと思ったら、共産党ではなく、消費税増税の「みんなの党」に一番多く行ったのです。そしてあろうことか、正論を言う「共産党」は“来る”どころか100万人も離れたのです。共産党には集まれない何かがあると、考えなければなりません。

そして、そのことすなわち、若い方が党に入らない理由ではないでしょうか? 

 

 今回の選挙の敗北は、政治論戦、組織活動の誤りではありません。

 今や日本共産党は、1980年代までに築き上げた勢力の生き残りが主力です。

 高齢化が進む事に残り少なくなっています。少なくなるに従って選挙のたびに後退しているのです。そして今回の選挙から高齢化が加速度的に進み始めました。故に100万票も減らしたのです。

 もう待ったなしです。若い層を党に結集できないことと、「共産党はいいことを言っている」との評価があっても得票できないのは何故か? そこを総括の中心点に据えるべきと私は考えます。

 

 しかし仮に、党幹部団がこれまでの方針を踏襲して、

  どんな条件のもとでも選挙で前進・勝利できる、質量ともに強大な党づくりに、新たな決意でとりくみます。

 とするならば、「党幹部団は日本共産党を衰滅に導く」と確信を持って予言します。

 

 

 徳島県吉野川市 市議  高木 純


2010年7月13日

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